セミリタイア

仕事が嫌いだからセミリタイアした

私がセミリタイアしたのは仕事が嫌いだったからです。
月曜日から金曜日まで週5日間・毎日8時間働くという苦行を65歳まで続ける気にはとてもなりませんでした。

毎日8時間と書きましたが、実際には通勤時間が片道1時間、往復だと2時間プラス。
これで合計10時間の拘束。

さらにここに残業が2時間、3時間・・・とプラスされることで拘束時間は12時間、13時間・・・と延び、1日の半分以上を仕事に拘束されることになります。

仕事が好きな人はそれでも良いのかもしれませんが、仕事が嫌いな人にとってはただただ苦痛なだけです。

こんな私でも仕事をはじめた当初は終電まで残業をしていたことがありました。
もちろん、自分が望んでしていたわけではなく、やらざるを得ない状況を作り出されていたからです。

深夜まで仕事をしてホテルに泊まったり、土日に出勤すること日もありました。

残業が連日続き、家には寝るために帰っているだけの状態。
このとき常に頭にあったのは「早く寝たい」ということだけ。

若いうちは「定年まで勤めるんだ」という思いがありましたが、だんだんと「こんな仕事中心の生活なんて死んでいるのと同じだ」と思うようになりました。

65歳まで働いて「残りの15年好きに生きていいよ」と言われても、「40年以上働いて自由にできるのがたった15年かよ」とう感じです。

しかも体が健康とは限りません。

それだったら、若いうちにセミリタイアをして、たとえ裕福ではなくても自分の時間が多くあったほうが幸せなんじゃないかと思うようになりました。

そこで、私が導き出した答えは「そもそも自分には週5日の8時間労働が向いていないので、生活水準を落としてでもセミリタイアする」というものでした。

「生活水準を落として」と書きましたが、実際には時間に余裕ができたことで自炊などをするようになり、実感としての生活水準は上がったように感じます。
もちろん、睡眠も十分過ぎるくらい取れています。

あとはこの生活をいつまで続けることができるかです。