札幌に来てから2週間、昼か夜は外食という生活をしている。
ホテルに1泊すると札幌市内のお店で使える3,000円分のクーポン(スマイルクーポン)がもらえるからだ。
少しずつ使っていかないと使い切れないので、1日1食は外食することにした。
最初のうちはそりゃもうテンションが上がった。
仕事を辞めてから基本的には自炊をしていて、外食することなんてほとんどなかったから。
普段なら「ラーメンを月に1回食べに行こうか、どうしようか」と迷うくらいの金銭感覚だが、札幌ではクーポンを消費する必要があるので「どこで使うか」を迷うような状態だ。
とりあえず、札幌に来たということで海鮮やザンギ、味噌ラーメンなどを日替わりで食べた。
1食1,000円も払うとかなりの量が出てくる。
何も考えずに楽しめるのは最初だけ
はじめは外食を楽しめていたが、1週目を過ぎたあたりからだんだんキツくなってきた。
朝はホテルの朝食をまともに食べて、昼は外食して、夜はセブンイレブンで買い出し、みたいな生活をしていたので、常にお腹が膨れているような状態だった。
クーポンはたくさんあっても、胃袋はひとつしかない。
そもそも、普段なら朝はバナナとヨーグルトだけとか、昼はそばを茹でるだけという日もあるくらいなので、どう考えても食べ過ぎ。
特に気に入った海鮮丼は3日に1回のペースで食べていたが、さすがにお腹がいっぱいの状態では最初に食べたときのような感動も薄れてくる。
結局、空腹が最高のスパイスということらしい。
あとは食べる頻度。
どんな美味しいものでも毎日食べていたら、さすがに飽きる。
そう考えると、いくらお金があって、毎食豪華なものを食べてもそれほど幸福感は得られないのかもしれない。
まあ、本当にお金がある人は良いものを少量食べるんだろうけど。
普段の生活に戻ったときのことを考えると、たまにラーメンでも食べに行って、ときどき覆面調査をするくらいでちょうど良いのかもしれない。
覆面調査は時間に余裕がない人にとっては割に合わないが、時間のある人がたまにやる分には割と良い。
一時期、ポイントを現金化するためにかなりやっていたが、またはじめてみよかな。