やたらとセミリタイアラーたちがパタヤを推すのが不思議だったが、実際に来てみるとその理由が少しわかる。
ビーチで真っ昼間からだらだらとビールを飲む白人(ファラン)。
その姿を見ていると自分もだらだらしててもいいんじゃないかと思えてくる。
暑いのもそれに拍車をかける。
1月だと日本は最高気温10℃くらいだが、パタヤは30℃くらいまで上がる。
こう暑いと自分にもついつい甘くなって冷たいものを飲みたくなってくる。
いや、自分に甘いのではなく、生命維持のために水分が必要なのだ。
ここで普通の人ならビールをぐいっといきたくなるのだろうが、残念ながらビールはそんなに好きじゃあない。
ビールの代わりにスプライトを飲んだ。
タイのコンビニには瓶のコカ・コーラとスプライトが13バーツで売っている。
13バーツは日本円にすると47円くらいだ。
日本では瓶のコカ・コーラはあまり売っていないので、どうしても飲みたいときは「ヴィレッジバンガード」まで行って100円を出して買うこともある。
そんな瓶のコーラがタイでは50円もあれば買えてしまう。
その上、暑いのもあってついつい手が伸びてしまう。
やっぱり瓶のコーラはペットボトルや缶で飲むのとは違った美味さがある。
ちなみにビーチロード沿いのバービア(?)だと60バーツ(218円)も出せばビールが飲める。
ちょっと歩いてみた限りでは80バーツくらいの店が多い。
暑い中、ビーチロードを歩こうものなら、ビール好きであれば間違いなくバービアに吸い込まれてしまうだろう。
目の前で何人ものファランがビールをちびちび飲んでいるのだから。
そう考えると、節約という観点からはビールがそんなに好きじゃなくてよかったと思う。
コカ・コーラやスプライトは財布に優しい。
まあ、カラダには悪いので、長期的にみればそんなことはないのだろうが。
宿泊先からビーチまではソンテウを使って10バーツで行ける。
ソンテウはウィキペディアによると「小型トラックの荷台を改造した、乗り合いバス」であり、パタヤではある程度決まったルートを走っている。
最初は少し戸惑ったが、一度使ってみればなんということはなかった。
今の問題はなかなか10バーツが財布にないということだ。
100バーツ札を崩すためにまた飲み物を買ってしまう自分がいる。
ソンテウで往復20バーツ。スプライト1本13バーツ。
このくらいで海に行けて、観光気分を味わえるのはなかなかいい。